砂手紙のなりゆきブログ

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ビッグス・ダークライター問題もしくはゆんちゃん問題(スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望)

 ビッグス・ダークライターは、スターウォーズ第一作(エピソード4)に登場し、主人公のルーク・スカイウォーカーに「やあルーク、ルークじゃないか!」と馴れ馴れしく話しかけ、デススター破壊の突撃隊の隊長に「こいつは凄腕のパイロットなんです」と紹介する、謎のチョイ役なのに意味を持っている人物です。
 彼の紹介があったので、ルークは突撃隊(Xファイター)のメンバーになれました。
 彼は実はルークと同じ惑星タトゥイーンの出身で、不良学生時代にベガーズ・キャニオンをT-16で飛ばした仲で、本当はもっといろいろエピソードがあるんだけど、話の都合でばっさり削られました。
 こういう、キャラ設定だけ作りこんでても、話の本編だけではさっぱりわからないキャラクターに関する扱いかたの問題を、ビッグス・ダークライター問題と名づけたい。
 ゆんちゃん(吉野咲希)はアニメ『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』(2014年)ではいきなり学校に出てきて、「ゆんちゃん、ゆんちゃんじゃないか!」と主人公に声をかけられる女の子なんですが、そこらへん小説のほうではもう少しちゃんと書いてある。
 扱いかたの問題としては、彼女と同室で友だちである駿河綾さんのほうがむしろビッグス・ダークライターに近いかな。

 本日は523文字です。