救われない人たち(Fateだったかな?)
1000人のうち501人を救って499人を犠牲にする何かがあります。
救われた501人のうち251人を救って250人を犠牲にする何かがあります。
そのときの選択は常に正しくても、この段階で251人が救われて759人が犠牲になる。
要するに救われない人のほうが多くなる。
最終的には、ひとりが救われて999人が犠牲になる。
これと逆の例もあります。
999人が救われてひとりが犠牲になる。
このテーマはSFではアーシュラ・K・ル=グィン「オメラスから歩み去る人々」が著名ですが、アイザック・アシモフ「スト破り」なども知られています。
自分を犠牲にして世界を救う、という風に簡略化したら、もっと多くの創作物が入ってくるんじゃないでしょうか。
本日は307文字です。