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砂手紙のなりゆきブログ

KindleDPで本を出しました。Kindleが読めるデバイスで「砂手紙」を検索してください。過去テキストの一覧はこちら→http://d.hatena.ne.jp/sandletter/20120201/p1

演歌とローリング・ストーンズの間奏

 ローリング・ストーンズが積極的に外部のインプロヴィゼーション(即興演奏)を入れてきたのは、中期のはじめ(とは言っても中期がべらぼうに長いんで…)の『レット・イット・ブリード』(1969年)以降なんじゃないかと思います。
 そういうのを入れると必然的に1曲が長くなって、ライブが楽しくなって、同じ曲の違うバージョンがいろいろできることになります。
 どうも今聞くと模索にしか思えないアルバム『サタニック・マジェスティーズ』(1967年)と、少し方向性が見えてきた『ベガーズ・バンケット』(1968年)を経て、ストーンズはストリングスをメロディアスに使うことをあきらめて、ジャズその他の魂を震わせる(ソウルフルな)曲に進むことにした、みたいな感じに思ってます。まあ、「ルビー・チューズディ」は傑作なんですけど、「アウト・オブ・タイム」は、これ、ストーンズがやる意味あるの? みたいな気持ちになります。
 で、気になるのは、「ルビー・チューズディ」の間奏部分で入るドラムの乱れ打ちも含めて、昭和歌謡っぽい合いの手が、今聞くとそんなことやってる歌手はほとんどいないので、妙に新鮮に聞こえるんですね。
 あなたを~(ちゃらららー) ほんとは~(ちゃららららー)
 みたいな曲。またこれ以上引用するとJASRACの問題があるのでやめておきます。
 ここらへんの編曲は、またいつもの調子で作るんですね、はいはい、みたいな感じで、曲のアレンジする人が職人的にやっていたと思うんですが、実にいいんだなあこれが。
 あと、石原裕次郎の「夜霧よ今夜も有難う」の、心に沁みるサクソフォーンとか、こういうバックグラウンド的に扱われる曲をちゃんと聞いてると、何も考えられなくなるところが素晴らしすぎて、本当にどうしようかと思う。
 なお、そこでサックスを吹いている人は松本英彦という人で、動画はyoutubeでいくつか見ることができますが、もう、表現する方法が思い浮かばないぐらい素敵です。
 楽器やるならサックスだなあ。

 本日は830文字です。

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