砂手紙のなりゆきブログ

KindleDPで本を出しました。Kindleが読めるデバイスで「砂手紙」を検索してください。過去テキストの一覧はこちら→http://d.hatena.ne.jp/sandletter/20120201/p1

しりとらず(ルールのないルール)

・退屈な靴下
・メタボリックな紅雀(べにすずめ)
・鍵のかかった金盞花(きんせんか)

 これは「しりとり」じゃなくて、「しりとらず」という言葉遊びです。
 最初の音と最後の音が同じになればいい。
 ただし、実在するのはだめ。
 だから、「紫色のチューインガム」はだめなのです。
「ルールのないルール」はどうかというと、ルールがない、というルールの世界はあるのか、という話になります。
 いま、ここに実在している人は、ルールがある世界に生きています(死んだ人は蘇らない、とか)。
 物語の登場人物は、ルールのない世界に生きています。
 6発しか撃てない拳銃で7発撃つ、というのも、物語として面白ければ問題がないのです。
 だから、物語の登場人物が「ルールのないルール」というのは、「しりとらず」としてだめなんですね(多分)。
 ええと、ここらへんの話は、うまくいったら現在進行形の物語に出てくるかもしれません。

 本日は399文字です。

 

kakuyomu.jp