砂手紙のなりゆきブログ

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登場人物同士が会話するときは、主人公の部屋とか部室とかじゃなくて、歩かせて会話させる

 だいたい素人が小説や漫画でやりがちなヘマとして、キャラクターを歩かせない(ゆえに場面転換に乏しくなる)、というものがあります。
 わけのわからないキャラクターが主人公とダラダラ部屋で会話をする、というというのはまあ仕方ないですけどね。『ローゼンメイデン』(2002年)とか、『とある魔術の禁書目録』(2004年)とか。
 だいたい書店で売られている小説で、10ページ以上ダラダラと会話が続いていて場面転換がないと、かなりイライラしてきちゃうんだよな。しませんか? しますよね。でもって、そういう小説がつまらないということもないので、余計困る。
 映画やアニメの場合は、同じ場所でダラダラ会話していても、演出でうまいことやれるんでいいんですけどね。
 ラノベだったら300ページのうち10ページ、映画だったら2時間半のうち5分以上は同一場所での会話シーンを続けない。32ページの投稿漫画作品(読み切り)なら1ページ。そのために100ページの絵コンテを切って、どんどん縮める。そういう作業は手塚治虫の読み切り作品が多分参考になると思います。

 

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