砂手紙のなりゆきブログ

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赤ん坊と死体の持ち方の違い(お姫様だっこ)

 ミケランジェロの有名な彫刻「ピエタ」は、十字架からおろされたキリストを抱く聖母マリアの像ですが、この像は向かって左側、つまりマリアの右腕のほうに頭があります。
 赤ちゃんを抱いた・育てたことのあるような人は、なんか違うな、と思います。
 赤ちゃんは、左手に頭が来るように持つんですよね。
 それはなぜかというと、右手であれこれ、お母さんがなにかすることができるから。
 心臓の鼓動を聞かせると赤ちゃんが落ち着く、という俗説もあります。
 キリストはもう死んでいるので、マリアにはしてあげることはない。でもって上半身のほうが重たいから右腕に頭を乗せる。
 でもって困っちゃう(考えちゃう)のは、お姫様だっこを王子様がやる場合は、どちらの手を使えばいいか、ってことです。
 これが、いくら類似のものを見ても結論が出せないんだなあ。
 たとえば、『大アマゾンの半魚人』(1954年)だと、半魚人の右腕に女性の頭。
 それが『プラン9・フロム・アウタースペース』では、怪人の左腕に女性の頭。
 これは、どちらも気を失っている女性だから、多分死体と同じ持ちかたのほうがいいと思うんだけど、どうも女性の側からすると、頭を左腕で持ってもらったほうがいいと思うんだよね。
 それだと、そのままベッドに連れていかれたときに、女性は男性の左側になって都合がいい。どうして都合がいいのかは、あなたがオトナならお察しください。
 シチュエーション的に、死体・赤ちゃん・気絶した美女・気絶していない美女では扱いが違う気がする。
 あと、お姫様だっことは言っても、抱かれるのが女性でない場合もあるのは、BLとか見たり読んだりしているとわかる。