砂手紙のなりゆきブログ

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こわい話を書くときの留意点

 新しい年(2018年)がはじまったので、ぼちぼちこのブログにもテキストを書くことにします。個人的なメモみたいな感じで、思いついたことを書くだけなので、思い出したら読んでみてください。
 2018年の目標として「短編小説をいろいろ読む」ということにしてみました。毎食前後に読むので、一日3つぐらい? 短い話かと思ったら、思った以上に長かったのでどうにもこうにも困ることもあります。「坑夫」(宮嶋資夫)とかね。
 短い話を読んでいると短い話が書きたくなるもので、そういうのを考えると、こわい話が一番作りやすいかな、とか思う。
 こわい話を書くときには、以下のことをやってはいけない、ということになります。

・主人公(語り手)が実は死んでいる、という話はだめ
・主人公と話している人間が実は死んでいる、という話はだめ
・オチがある話はだめ

 はじめのふたつはまあ、ありふれてるんで避けたい。実に素人というのは、こういう話を作りたがるもんなんですね。お前は都筑道夫じゃないだろ、と、自分で自分にツッコミ入れたくなる。
 最後のはどう言ったらいいんだろうな。こわい話というのはまあ、曖昧な結末なんですよ。よくできた話はオチがあって、困ったことにこわくない。