砂手紙のなりゆきブログ

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否定形を否定形で訳さない(I don't think...)

 こういう英文があります。

 

I don't think so.

 

 これは普通に訳せば、

 

「私はそうは思わない」

 この訳しかたで女子高生でも大学生でも、翻訳家でも問題ない。ただねえ、「ドント」と最初のほうに否定が入る場合、「○○ない」と日本語の最後のほうに否定を入れるのは、なんか違う気がするんだよね。
 つまり、それはこう訳すと英語に近くなる気がする。

 

「違うと思う」

 

 だから、今日のブログ記事の、正しい見出しはこういうこと。

【否定形を肯定形で訳す】

 これ、うまくやるとかなりプロっぽく見えるのよね。
 別の例を挙げると、

 

It's not important.

 

 これは普通に訳せば、

 

「重要じゃない」

 

 プロっぽく訳すと、

 

「ちっぽけなこと」

 

 どこがうまい具合になってるかというと、「インポータント」の「ポ」と、「ちっぽけ」の「ぽ」の音が合ってる!