砂手紙のなりゆきブログ

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落語でひとつの話をふたりでやるのとかできないのかな(大山詣り)

 落語「大山詣り」は、ご存知の通りお詣りで暴れた男が丸坊主にされてしまい、一足先に長屋へ帰って(上方ばなしでは「村のお伊勢参り」という設定だったかな)、他のみんなが海でみんな溺れ死んだと嘘をついて、長屋のかみさんを丸坊主にしてしまって、「みんなおけがなくっておめでたい」というひどいオチになっている話ですが、これは前半では普通の頭の人が、宿の人に翌朝「お坊さん」と起こされて、「何が坊さんでぇ、マゲが自慢だって…あ、あれ?」と頭を撫でて気がつく、という話の展開になっております。
 しかしこれ、頭に毛のある人と毛のない人がひとりでやるのはなかなか難しいんで、後半は毛のない人に交代して、ひとつの話をふたりでやるとかどうかな。みんな驚くけど納得するよこれ。
 あと、落語「らくだ」も、酔っ払ってからの紙屑拾いが、前半の気の弱い使い走りから性格変わっちゃうんで、後半のほうはもう、酔っ払った人に高座に代わってもらってやる、とかどうかな。
 どちらの話も、後半は古今亭志ん生が生きてたらやってただろう。