砂手紙のなりゆきブログ

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モテ期とMMK(モテてモテて困る)期について(伊藤計劃)

 昔の文学者は、太宰治吉行淳之介を見てもわかるとおり、大変モテた人がいるようですな。
 五木寛之の全盛期には、地方で作家の講演会をやると(文藝春秋などが、本の宣伝のためにやりました)、五木寛之が話してる時とそうでない時との客の差が違いすぎるってんで、他の作家が「俺たちは五木寛之その他様みたいなもんだな」って言ってました。
 現在モテる作家は東野圭吾で、まあこの人にはテレビドラマ『キャッスル~ミステリー作家は事件がお好き』(2009年~。しかしなんちゅうサブタイトルやねん)とキャラ少しだけかぶりますね。
 死んじゃった最近の作家では、伊藤計劃が大変モテました。
 もう、イベントとかトークショーに出ると「伊藤さーん」とかファンの声かかって、「昔は伊藤というと俺だったんだけどなあ」とやはりモテた評論家の伊藤剛がぼやいてた(あ、ここらへんの話は例によって盛ってますんで本気にしないでください)。
 しかし、ビートルスのMMK期時代の話って、あまりにもえげつないからみんなしないのよね。
 ポール・マッカートニーなんか、コンサートが終わると出待ちしていた女の子から「ユー、ユー、ユー、ピーエス・アンド・ユー」とか歌の文句みたいな感じで指名して、ツアーメンバーに「ポール、一晩で4人は多いだろ」と言われてたけど、「ジョンは5人まで大丈夫だって言ってる」とつまらないことで競ってました。
 なお、ポールに指名されなかった子はリンゴに指名されることになりますが、しぶしぶ相手をしたにもかかわらず、そのテクニックに納得してリンゴの追っかけになるのがお約束です(当然ここらへんも話を盛ってます)。
 バンドでどの楽器をやってる男子が床上手かというと、ダントツでドラムということになってます。次がベース。こういうこたあ学校じゃあまり教えない。ここらへん五代目古今亭志ん生の口調で読んどいてください。内容は高田純次みたいだけど。
 アニメ『けいおん!』のりっちゃんに関しては、女子のことなのでよくわからない。
 モテるのはボーカルとギターなんだけど、「自分だけ楽しんじゃうと、あと勝手に寝ちゃうのよねー」と、ミック・ジャガーのお相手をした子はぼやいてた。