砂手紙のなりゆきブログ

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人はなぜ自分の人生を物語と似たようなものだと思ってしまうのか

 普通の人の人生は曖昧なままではじまり、突然終わります。
 たいていの物語は主人公のキャラ設定は定まっており(途中であまりぐらつかない)、主人公の物語はまだまだ続きますが、一応ちゃんとしたラストがあります。
 よく考えるとぜんぜん違うのに、「主人公は途中で死ぬことはない」という点で似ています。
 普通の人の人生は、途中で死んだらそこで終わりなので、そこから先の物語はない。
 バッドエンドが数万もある物語の中を、生き残って何かしているあなたは、自分が物語の主人公だと思うのも無理はないですな。