文豪・舟橋聖一の武勇伝(日本文芸家協会編)

舟橋聖一は戦後、菊池寛死後の文藝春秋社の役員を前に「菊池寛のあとはぼくがひきうけた」と大見得を切って失笑されますが、菊池寛とは馬主仲間であったため、自分も彼と同格ぐらいに思い、川端康成なんかはてんで格下あつかいでした。 そして、菊池寛が残した10万円(当時)の金を使って日本文芸家協会を作り、講談社に事…