大映時代劇の美術・照明はいろいろな意味で感心します。あの、金をかけて作ってそうな質感のある、リアルと虚構の間にあるような貧乏くさい居酒屋とか農民の小屋のよごれ具合ときたら、ちょっと今どきの映画では滅多に見られない気がします。だいたいそうい…
どうも1950年代の東映時代劇は照明(光源)というものに関してどの程度考えていたのか謎すぎます。佐々木康監督『血斗水滸傳 怒涛の対決』(1959年)は飯岡の助五郎と笹川の繁蔵による争いを描いた映画ですが、夜中の場面でもものすごい照明と謎光源が展開し…
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