砂手紙のなりゆきブログ

KindleDPで本を出しました。Kindleが読めるデバイスで「砂手紙」を検索してください。過去テキストの一覧はこちら→http://d.hatena.ne.jp/sandletter/20120201/p1

2014-02-13から1日間の記事一覧

光と影が美しい大映時代劇の眠狂四郎(眠狂四郎 円月斬り)

大映時代劇の美術・照明はいろいろな意味で感心します。あの、金をかけて作ってそうな質感のある、リアルと虚構の間にあるような貧乏くさい居酒屋とか農民の小屋のよごれ具合ときたら、ちょっと今どきの映画では滅多に見られない気がします。だいたいそうい…

東映時代劇のよくわからない照明(血斗水滸傳 怒涛の対決)

どうも1950年代の東映時代劇は照明(光源)というものに関してどの程度考えていたのか謎すぎます。佐々木康監督『血斗水滸傳 怒涛の対決』(1959年)は飯岡の助五郎と笹川の繁蔵による争いを描いた映画ですが、夜中の場面でもものすごい照明と謎光源が展開し…