砂手紙のなりゆきブログ

KindleDPで本を出しました。Kindleが読めるデバイスで「砂手紙」を検索してください。過去テキストの一覧はこちら→http://d.hatena.ne.jp/sandletter/20120201/p1

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

魔法少女法案(探偵オペラ ミルキィホームズ)

魔法少女というものが存在する世界で、政府はどのように対応するか考えたい。 まず第一条は「目的」ですかね。 この法律は、魔力の研究、開発及び利用を推進することによって、学術の進歩と産業の振興とを図り、もって人類社会の福祉と国民生活の水準向上と…

映画『ローマの休日』より1年ほど早い日本映画『東京のえくぼ』、無精髭の上原謙がかっこいいです

映画『東京のえくぼ』(1952年)は、江戸時代より続く大会社・紀之國屋物産の跡取り社長である紀之國屋文太郎(上原謙)が、毎日めくら判の日々にうんざりして、ホルンが吹きたいなぁと言って会社を出て、下町のはつらつ娘で新しく社長の秘書になった若い娘…

「私、暴言も失言も吐くけれど、虚言だけは吐いたことがないの」何言ってんだこいつ(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)

ということで、小説のほうの『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』も読みはじめました。今までアニメが面白くて原作がつまらなかった作品はなかった(ちょっと『とらドラ!』だけには言いたいこともあるけどまあいい)んで、これも引き続き面白いで…

死ぬまで勉強した人は大岡昇平と中村真一郎と石川淳

文庫の『成城日記』(大岡昇平)読んでるんだけど、読む速度と日記が書かれていた速度とあまり変わらないのが困る。 関連書籍などをメモしながら(でも読む暇はなさそう)なんで仕方ない。 フローベールを原書で読んで、大学の仏文科卒業の新人編集者に質問…

最近のアニメを見てるとかなりの確率で東山奈央さんに当たる(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)

どの東山奈央さんが一番いいのか、ものすごく悩む。関係ないけど彼女はあまり胸に悩む人の役やってない気がしますですね。 本当は同じぐらいの確率で早見沙織さんにも当たってるんだけど、この子のほうはいろいろな芸を持ってるんで逆にあまり記憶に残ってこ…

ぼくの朝鮮半島の人に対する認識は、うまく行かなくなった歴史ある会社の子会社の人が再就職先で大学の後輩の部下にさせられたみたいな感じ

だいたい明治維新政府なんて朝鮮の人は洪秀全の太平天国ぐらいにしか思ってなかったんじゃないかな。 そう考えると、なんで日本国籍を取りたくない人もいるのか、なんとなくわかる。 世界ではじめて、金属活字で本(経典)作ったのも高麗だしね。 今の時代で…

Kindleの自動読み上げ機能と、「天下一読」の自動スクロール機能快適です

この機能使って英文読んでると、「英語なんて意味わからなくてもいいから、どんどん読めばいいんだよ!」という、昔の人の英語学習法を安易かつ強制的にやらされてるみたいでなんか不思議な気持ちになる。 ぼくが使ってるのはスマホ用のアプリKindleなんだけ…

『ヨスガノソラ』みたいなアニメはあります

それは多分『ヤミと帽子と本の旅人』。 能登麻美子のステキエロボイスが聞けます。 近親相姦じゃなくて女性間恋愛みたいな話なんで、暗い純愛話が好きな人は日本映画とか見るといいんじゃないかな。 しかしもういい加減「ヨスガノソラ」以外の検索でもぼくの…

カラーと白黒文字が混在するものをスキャンして、白黒文字が虹色にならない安価な方法ってないですかね

高いスキャナー買わないとだめなのか。 今のところ、安価なプリンターに添付されているスキャナーでパンフレットなどをjpgにして保存してるんですが(情報が必要なので物体としてはどうでもいいことはないけど、たいてい物体として持っているとどこに行った…

図書館の人が「唐獅子牡丹」を知らないので驚く(新釈漢文体系)

三島由紀夫の件で図書館の人に聞いてみたんだけど、「自決の日に牡丹の花を持っていったというのはわからなくて…」 という中途半端な回答。「いや、花じゃなくて「唐獅子牡丹」の歌ですよ? え、映画知らないの?」 ということで、高倉健は知ってるみたいだ…

温泉のお湯の色は少し肌が見えるぐらいの寒色系透明でいいんだけど、お風呂の色はむずかしいな(ひだまりスケッチ)

ゆのっちはいったい何色ぐらいのお湯につかっているのか確認しようと思って果てた(あとでちゃんとやる)。 温泉(露天風呂)のお湯の色は、本当はいろいろな色の温泉があるんだけど、だいたいまあ半透明とか緑色とか、基本的に肌の色が暖色系で、背景も夜で…

2000年4月から公開・放映されたアニメ3200作品を確認する

リスト作りが死ぬほど好きな人はやってみてください。 まず、「作品データベース: アニメ、漫画、映画等の評価・情報DB」というところに行きます(リンク先は検索するとわかる)。 次に、「アニメ」→「開始日」をクリックすると、開始日・公開日順のリストが…

ゆるく募集・三島由紀夫が自決の日に市ヶ谷に向かう車の中で「唐獅子牡丹」を歌ってた、という話の起源

どうも今の時代にネットで調べても、ぬるぬるした結果しか出てこないので落ち着かない。 若松孝二監督やポール・シュレイダー監督の映画作品の中の三島由紀夫も「唐獅子牡丹」を歌っているらしい。 今度図書館の人にでも聞いてみよう。 ぼくが仕入れた元ネタ…

自分の時間をすり潰すことより、自分の時間を有効に使ったほうがいい(はたらく魔王さま!)

小説のほうの『はたらく魔王さま!』では、この本を読む人の時間を奪う魔王について言及しています。 魔王はまず作者の時間を奪い、その本を読む読者の時間を奪うことになります。 この本を2時間で読む人は、自分の人生の2時間をこの本のために消費したこ…

悲しき60才(坂本九)の変な原曲(ya Mustapha)

変というのはむしろ青島幸男の歌詞のほうか。 当時流行っていたかもしれない「悲しき16才」(1960年、ザ・ピーナッツ)のタイトルをもじって、トルコの原曲に適当な曲をつけた奴。奴隷娘に恋をしたムスターファの歌ということになってますがまあ普通のラブソ…

トロント子ども図書館帝国の崩壊と再生(ジュディス・メリル)

カナダのトロントにはかつて、16世紀から20世紀はじめにわたる児童文学の私蔵書(オズボーン・コレクション)2000冊を元にして作られた、コモンウェルス(旧英国領)で最初の子ども図書館(1922年設立)がありました。トロント公共図書館の分館、ボーイズ&…

友の葬儀に行きました

天気がはっきりしない中、知り合いの告別式に行きました。 棺の中に花を添えるときには涙出たけど、前日は鍋だったのでそのこと思い出した。 ネギとか豆腐とか春菊とかは飾らないのか。 つらいことがあってもすぐにネタにしてしまうのは、SFっぽい創作物が…

映画のあらすじを映画を見ながら書くようにしたら、ついでに本のほうもそうなった(アイデンティティ)

ただですら本を読むのが遅いので困ってしまうぼくなのですが、そのせいでよけい本が読めない。本を読みながら出てくるシーンとか単語をルーズリーフのノートにメモして(手書き)ファイルする。 手書きの見本は見せられないけど、映画だとこんな感じ。 この…

ぼくは血液型性格占いを信じない性格の血液型

よくわからないことはたいてい自己言及型のものになっています。 自己言及は話がややこしくなりすぎるのでしないように、と神様が決めてる。 神様を信じない人間は、多分神様を信じないように神様が作ったのでそうなってる。 そういうことは死ねばわかる(死…

なんか『アイデンティティ』(2003年)という映画が面白かった

豪雨の中、モーテルに閉じ込められた10人が次々に殺されて、最後に残るのは、という内的殺人事件。 なんというのか、とにかく見ていて飽きない。 シナリオがいいんだろうな。 ジャンル的にはホラー&サスペンスに属すると思うんだけど、新しいこと特に何もや…

「継続は力なり」の語源(住岡夜晃)

このブログも適当なことを書きながら、1年半ぐらい毎日続けました。 そのくらい続けていると、昔ならった成句として「継続は力なり」というのを思い出しますが、それ、何で覚えたんだっけ。旺文社の学習参考書…赤尾の豆単だっけ? 英単語はこれで覚えないほ…

馬の尾(うまのす)という落語について植草甚一みたいに話してみる

上方落語で「馬の尾(うまのす)」というものがあります。 これは、魚を釣るテグスがちょっと切れてたもので、うまいところに馬がいて、その尻尾の毛をちょっと抜いて使おうとした男が、別の男に「あんた、大変なことしたな、こりゃもうえらいこっちゃ。馬の…

民話「三人めくら」(コンピエニュの三人めくら)

昭和45年3月25日発行、『カラー版名作全集少年少女世界の文学第12巻・フランス編1』に入ってました。同時収録は『ああ無情』『岩窟王』『みみずく党』(省略版)。ユゴー、デュマ、バルザックに挟まって民話。文は井上明子という人。出版社は小学館。面白い…

「こわい」ということはそもそもどういうことなのか(マーダー・ライド・ショー)

自分に対して敵意を持っている(殺そうと思っている)存在は、こわいですかね。 こわいのは、「殺される」ということではなくて「死」なんじゃないか、と考えると少しわかる。 死んだあとどうなるか、さっぱりわからない。 で、わからないものはこわい。 殺…

今まで読んだ一番こわい怪談は『ソラリスの陽のもとに』(レム)のような気がする

スタニスワフ・レムの長編『ソラリスの陽のもとに』は、人間の知性とはまったく異質の知性を持つ生命体とのコンタクトを描いた、というか、なんとか描いてみようとした長編SF小説です。 世の中でこわいものというと、生首とかこっち向いてる銃口とかいろい…

渡瀬恒彦と金沢のブラックジャック(北陸代理戦争)

渡瀬恒彦は映画『北陸代理戦争』(1977年)撮影中に足を大怪我しました。 この映画は北陸の若手武闘派ヤクザ・川内弘をモデルにしたもので、撮影現場の仕切りや雪かきなどの雑用に、組のものが多数裏のほうで参加してたんですが、渡瀬恒彦は車の運転をしくじ…

日本SF業界で左翼と言えるのは小松左京と荒巻義雄だけ

正確には「共産主義的思想を勉強した人」かな? SF作家になった時点ではどちらもそういう政治的思想とは距離を置いていたはず。荒巻義雄の初期小説って読んだことなかったんで、あとで読んでから何か言います。 小松左京がSF書きはじめる前の普通の小説…

ホラー映画における小中千昭理論(恐怖の作法)

小中千昭という人は脚本家で、ぼく的には21世紀になっても不思議なアニメ『serial experiments lain』(1998年)で知ってますが、世間的にはホラーや特撮のほうで知ってる人のほうが多いのかな。 彼の『ホラー映画の魅力 ファンダメンタル・ホラー宣言』(20…

少し昔のアニメを見ているとなぜかよく川澄綾子さんに当たる(げんしけん)

正確にはまほろさん。 セイバーやってるのもまほろさん。 げんしけんの新入部員もまほろさん。 ちゃんと『げんしけん』1期(2004年)ではコスプレイヤーの大野加奈子がまほろさんの格好してる。 ちょっと胸の大きさが違いすぎるので、川澄綾子さん本人のほ…

ガンダムのシャア・アズナブルのセリフを京ことばにしてみる(ぼんぼんやったから…)

「かなわんなあもう、うち、まだまだ若いだけがとりえやねん」「モビルスーツの性能、うちのと違いすぎて戦力うんぬんになりますかいな、勉強させてもらいます」「ララァは賢いなあ、どこぞの大学の先生ですか」「もう少しで当たるかとひやひやもんですわ」 …