砂手紙のなりゆきブログ

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2016-05-24から1日間の記事一覧

ところで皆さんはドストエフスキー『罪と罰』の冒頭を覚えていますか

多くの人が読まれたであろう新潮文庫の工藤精一郎訳ではこうなっていたと思います。『七月はじめの酷暑のころのある日の夕暮れ近く、一人の青年が、小部屋を借りているS横町のある建物の門をふらりと出て、思いまようらしく、のろのろと、K橋のほうへ歩き…