砂手紙のなりゆきブログ

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フランスの王位継承者

 2013年現在、フランスが王国になったら王様になれる予定の人が4人いるようです。ボナパルティストが支持するボナパルト家のナポレオン7世(本当はその子の8世のほうですかね)と、オルネアニストが支持するオルレアン家のアンリ7世と、レジティミスト(正統王朝派)が支持するルイ20世です。もう1人はイギリスの誰かなんですが、これはまぁ無視しても問題ないです。
 このあたりの事情はウィキペディアをざっくり読めば書いてありますが、オルレアニストとレジティミストの分裂は、そもそもフランス国王アンリ5世になる予定だったシャンボール伯アンリ・ダルトワが即位を拒んだことと、彼自身に直系の子供がいなかったことなどがあります。
 アンリ・ダルトワの即位拒絶の理由は、三色旗ではなく百合の紋章(フルール・ド・リス)を望んだからだそうですが、フランスの三色旗は自由・平等・博愛を意味するというのはあと付けの話で、青(紺)はブルボン王家のロイヤル・カラーです。
 なお、ルイ20世(ルイス・アルフォンソ・デ・ボルボン)はスペインのフランコ総統の孫娘の子でもあり、要するに曾孫です。
 みんな結婚して統一の王位継承者が出来ればいいんじゃないですかね。