砂手紙のなりゆきブログ

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ミステリー読むなら短編集がいいかな

 映画やテレビドラマや小説などの場合は、見ながら・読みながら「あと残りがこんだけあるから、ここで出てくるのは真犯人じゃないだろう」と想像できてしまうのがこまります。べつに時計置いてるわけじゃないけど、映像関係は終わる時間が気になる。気にしないモードで見ることもできるんだけど、だいたいは表示を消さない。
 本の場合は最後の1ページでびっくりするような長編もあるんで、これがまさか真相なんてことはないだろう、とあきらめながら読みます。映像の場合は、あんまりびっくりさせるとオチがわかってもらえないせいか、最後のショットで本当におどろくのはどうも記憶にない。なんとなく犯人とか容疑者(真犯人と思われていた人)のうしろ姿で終わるのが多い気がする。
 短編集の場合は、これが、この短編どこで終わるんだろうとか、あまり考えさせないのがいいですね。どこまでつづいている話なのか、読んでる最中はさっぱりわからない。
 問題は、たいていの短編は「えっ、こんなオチでいいの?」というひどいオチだったりすることです。登場人物そんなに多く出せないから、意外な真犯人の用意ができないせいですかね。