砂手紙のなりゆきブログ

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世界四大国際映画祭とは、ヴェネツィア・カンヌ・ベルリン国際映画祭とあと何?

 よく知らないけど、モスクワ国際映画祭らしいです。
 これが隔年になっているのは、ウズベキスタンの首都タシケントタシュケント)で、ソ連時代は交互にやってたから。
 世界中の人は、字幕もしくはそれに類するもので外国の映画を見るのと売り買いをするために国際映画祭というものを開催します。
 イタリア語だったらヴェネツィア、フランス語だったらカンヌ、ドイツ語だったらベルリン、ロシア語だったらモスクワ、日本語だったら東京。
 英語の人にはロンドン国際映画祭、中国語の人には上海国際映画祭というのもあります。
「字幕もしくはそれに類するもの」と言ったのは、タシケントの映画祭に行った『カミハテ商店』の監督・山本起也氏が日本映画監督協会の公式サイト「映画祭はお祭り、腹を立てたら駄目と人は言った・・・カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭での出会い」(2013.06.06)で以下のようなことを記述しているからです。

『残念ながら『カミハテ商店』の公式上映は既に終わっており、翌日仕方なく、他のコンペ作品を二本観た。会場は映画館というより文化ホールといった趣きで、建物側面の小さなドアを空けるとエントランスも何も無く、いきなりホールのスクリーン前に出たのには驚いた。ポスターもカタログもチケット売り場もない。観客もぽつぽつ。どうやら無料のようだ。映画はインドの作品だったが、始まると実際の音量が絞られ突然大きな音でナレーションのようなものがかぶさってきた。これが実に邪魔で映画に集中できない。観ているうちにそれは台詞の同時通訳だということがわかった。どうりで現地語の字幕が出ない。上映後ウルグベックに「どうなってんの?」と尋ねると、こちらでは字幕を読む習慣がなく同時通訳が普通だという。こうも習慣の違いがあるのかと驚いた。『カミハテ商店』もこの状態で上映されたのだろうか。もしもここに録音部がいたら、発狂しスクリーンを切り裂いてでも上映を止めたであろう。』

 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭とは、チェコでおこなわれる国際映画祭なんですが、どういう風に上映されていたのか(チェコ語だとは思うけど、字幕なのかそれ以外なのか)は不明です。
 タシケント映画祭は1990年から独立後のあれこれで中断されていて、2011年に20年ぶりに復活しましたが、「国際映画祭」なのかは不明。日本映画の受賞作品があるのかどうかもネットではわからない。
 映画監督の中島貞夫氏は『序の舞』(1984年)が公式出品されたので、旧ソ連時代に出席しました。