砂手紙のなりゆきブログ

KindleDPで本を出しました。Kindleが読めるデバイスで「砂手紙」を検索してください。過去テキストの一覧はこちら→http://d.hatena.ne.jp/sandletter/20120201/p1

アニメ『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- DC』で削られたふたつのセリフ

 アニメ『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- DC』(2015年)は90分ほどの映画ですが、はじめの60分ほどはテレビ放映の総集編(再編集)になっています。
 なにしろ240分ぐらいの話を60分ぐらいにしなければいけないので、いろいろなものが削られています。
 なおかつ、はじめて劇場でこのアニメを見た(知った)という人にもわかるようにしないといけない。
 かといって、画面の下のほうに「東洋方面第2巡航艦隊旗艦 コンゴウ」なんて、実録映画みたいにいちいち入れていくほどではない。
 話の展開に都合のいい超技術なので、なんで壊された船が自動回復するのか、通常の魚雷が当たってもバリアみたいなので防げるのかわからない。
 60分にすることで削られたのは、キャラの性格づけ(おもにギャグ部分)と劇伴で、削らなかったのは話の筋とキャラの行動です。
 ということで、イオナの「きゅーそくせんこー!」は、話の展開に関係ないということで削られ、復活して超潜水艦になったイオナの船を見て「きれい」と言うセリフは、見ればわかるだろ、ということで削られました。
 劇伴(BGM)の削除は、個人的にはいい方向に仕事してるんじゃないかと思います。