砂手紙のなりゆきブログ

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記憶に残るいい映画(アニメ)はハッピーエンドじゃない奴だけ

 クリスマスシーズンは終わりましたが、どうもその期間にみたクリスマス映画の大半が割とどうでもいいものでした。
 なんでそうなっちゃったかというと、多分ラストが見えてしまうからなんでしょうね。
 恋人たちはいろいろあったけど結ばれ、家族たちはいろいろあったけど仲良くなる。
 1時間半から2時間ぐらいの映画は、はじめの30分で登場人物たちの関係が提示され、いろいろあって、最後の10分でなんとかなるように話が作られています(多分)。
 アニメの『涼宮ハルヒの消失』(2010年)が記憶に残るのは、告白する側(ネタバレになるのを回避します)の気持ちが伝わるんだけどうまくいかない、というところで『心が叫びたがってるんだ。』(2015年)と似ていて、現実的ではない物語作りの方向が「みんな幸せになる」とはちょっと違っていい感じで心に残ります。
 いったいなぜこうなってしまったのか、何がいけなかったのか、どうすればよかったか、という物語は悲劇の基本ですが、恋愛の場合は悲喜劇になり、そのボヤキが一番効果的なのは男性が主人公の場合です。
 クリスマスにはサンタクロースの格好をした殺人鬼が人を殺しまくって誰も幸せにならない映画を見たい。
 検索すると「クリスマスを舞台にしたホラー映画まとめ」とかあったんで、そういうのを参考にしよう。
 一応名前だけ挙げておきます。
・悪魔のサンタクロース 惨殺の斧
・ウォンテッド Mr.クリスマス
・暗闇にベルが鳴る
・クリスマス・テイル
・サタンクロース
・サンタが殺しにやってくる
・ナイトメア・オブ・サンタクロース
・ブラッディナイト 聖し血の夜
・レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース
 タイトルからしてくだらないのが多くて、この中から見ればよかった。