2015-07-29から1日間の記事一覧
ナボコフ『絶望』(1934年)の小説的に特異な事情は、この物語の語り手が「ヘタな作者」であり、そのことを作者が自覚していない、という風に本当の作者(ナボコフ)が書かないといけない、という点にあります。 つまり、この小説を読んで「うまいな」と感じ…
ナボコフ『絶望』(1934年)の小説的に特異な事情は、この物語の語り手が「ヘタな作者」であり、そのことを作者が自覚していない、という風に本当の作者(ナボコフ)が書かないといけない、という点にあります。 つまり、この小説を読んで「うまいな」と感じ…