砂手紙のなりゆきブログ

KindleDPで本を出しました。Kindleが読めるデバイスで「砂手紙」を検索してください。過去テキストの一覧はこちら→http://d.hatena.ne.jp/sandletter/20120201/p1

アニメ『ピーター・パン』の中に出てくるティンカー・ベルは技術屋でなおかつフェアリーじゃなくてピクシー

 ディズニーのアニメ『ピーター・パン』(1953年)に出てくる妖精のティンカー・ベルは、話の中では妖精の粉を振りまく粉製造担当みたいな扱いで、あとは人間の国から来た女の子のウエンディに焼きもち焼いたりするだけの小さい子でしたが、じつは技術系の専門技能を持っていて、おまけにフェアリーではなくてピクシーのほうの妖精です。
 続編というかスピンオフ的作品の『ティンカー・ベル』(2008年)では、春の準備に特殊能力を発揮する他の妖精たちとは違う自分のエンジニア的下働きにうんざりして転職を考えたりするんですが(どうも妖精の国ではあまり職業選択の自由はないらしい)、最後はその能力で問題を解決します。解決の方法と落ち着くところは、昔ながらのディズニー&ハリウッド映画っぽくて意外性はないけど、普通に面白いアニメでした。
 妖精たちが住んでいて、飛べるようになっている粉の配布元は「ピクシー・ホロウ」って名前の妖精の樹なのに、ティンカー・ベルの親方というか指導役の妖精はフェアリー・メアリーだったりするんで、もうあいつらはフェアリーだろうがピクシーだろうがあまり関係ない。
 アニメの『ピーター・パン』では、そういった「機械に強い」という特性出てないような気がするんですが、ピーター・パンがもらった時限爆弾(ウエンディの贈り物のようなフリをしてフック船長が渡した)を開けようとするところを、作業ベルトに工具差したティンカー・ベルがやってきて、爆弾を解体するとかどうかな。「赤と青のコード、どっちを切る?」みたいな感じで。
 しかしいきなりティンカー・ベルにそんなキャラ立てしちゃうと、普通のお子さまはついてけない。
 ぼんやり検索などしてたらYoutubeに「Tinkerbell's Fairydust」って1960年代ブリティッシュ・バンドの曲があって、ものすごくその時代っぽすぎて何かのパロディにしか思えなくなった。
 もう少し聞きたいと思ったら、アマゾンではプレミア価格だったんで、好きな人はいるんだろうな。