砂手紙のなりゆきブログ

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アニメ『妄想代理人』の犯人・少年バットってどう考えても○○○だよね

 アニメ『妄想代理人』(2004年)は、キャラクターグッズのデザインをやってて、マロミという人気キャラを作って新作を待たれている鷺月子が行き詰まってたところを金属バットを持ってローラーブレードをはいた少年(少年バット)に襲われ、それ以来その少年による傷害事件が頻発し、なんかもういろいろあって世界が終わりそうになる、奇才としか言いようがない今敏監督の作品です。
 この作品に関しては、今敏監督自らが「KON'S TONE」というブログの中の「「妄想」の産物」というものすごい長文テキストで解説してるんで、当時の状況とか、考えていたこととか、この場面をよく見て欲しいとかだいたいしっかり言われています。
 残念なことに今敏氏は2010年に46歳で亡くなってますので、さらにくわしいことは聞くことはできません。
 彼が生前心配していたことは…このアニメを見て本当に金属バットで暴行する少年が出てきたらどうしよう、ってことでした。
 この話のテーマは子供もしくはそれに近いものを生む・産むということに関して、ですが、少年バットの生まれた原因はどう考えても○○○ですね。別に伏せ字にすることもないか。ちゃんと1回目の冒頭、モブ音声シーンで「お腹痛いんで今日は休みます」って言ってる人いるし、マロミも「休みなよ」って言ってるし、月のウサギとか、月の形が象徴的に扱われている気がする。
 まぁ月子がバファリン飲んで会社休んでたらこの話ははじまってなかったと思う。
 なお、他の人が倒れたのは偏頭痛です。警察のおっさんは血圧高そうだし、アニメの制作進行の人は、3日間ぐらい3時間睡眠で仕事して、その後5時間ぐらい寝ると猛烈に頭が痛くなる。
 脳の血管のシビレが切れて急に血が回るようになるとそうなります。
 本当に少女の月子を救済するのは婆さん月子で、その時にはウッシー少年は総理大臣になってて、イッチー少年は新興宗教トモダチ教の教祖とかになってる。