砂手紙のなりゆきブログ

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なんかもう少し刻まない(刻みすぎない)映画見たい(ハイスクール・ミュージカル)

 映画『ハイスクール・ミュージカル』(2006年)は、アメリカの高校を舞台にした歌入り映画で、話もつまらなくはないんですが、なんでこうカット(ショット)刻むの? と見ていて気になりすぎました。
 だいたい歌うシーンではマルチカメラ4台ぐらい使って、ものすごく編集して作ってる。
 この映画の中で最上のものは、バスケ部のメンバーが歌うヒップホップっぽい歌と踊りなんだけど、こういう画面作りには日本人あまり慣れてないのよね。
 考えてみたら、少ないカメラで近づいたりぐるぐる回ったりする歌のシーンって、MMDで使われる(起源は多分アイドルマスター)日本独自の演出かもしれないんで、これはアメリカと日本で独自の進化をしすぎたせいなのかもね。
 アメリカ映画でも、ほぼ同時期に製作・公開された『ドリームガールズ』(2006年)は、あまり刻んでない(ぐるぐる回してる)ショットも多いので、作風なんだろうな。
 しかし音楽に集中できなさすぎて困った。
 こういう音楽映画ばかり見ていればそのうち慣れるんだろうか。
 1940年代のミュージカル映画にはだいぶ慣れてきました。
 中南米のホテルのステージ、という設定の、どう見てもハリウッドのセットな映画でも気にしない。