砂手紙のなりゆきブログ

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とある女子高生の会話

 いつもは乗ったことがないバスに乗ったら、電車とは違って隙だらけの女子高生がこんな会話をしてました。
「…でさあ、キムラっているじゃん、あの超フリョーっぽいの。それがさー、何があったか知らないんだけど、ひと月前ぐらいから真面目になっちゃってさー」
「えー、何それ」
「なんか、髪もばっさばさだったのが、きれいにしちゃって、「おはよう!」とか言うんだよ」
「それもう絶対変だよ。あいつフリョーって、学校中みんな知ってるじゃん」
「だよねー、で、もともと顔悪くないし、ベンキョーだって出来るっていうか、バカじゃないよね?」
 この話はネタになるかもしれないと思って、最後まで聞きたかったんだけど、バスを降りてからは一応警戒して、キムラの話はあまりしてくれなかった。
 これから、面白そうな話をしていそうな女子グループがいたら、さりげなく、犯罪にならない程度に尾行してみたい。
 しかし記憶に基づいてテキスト起こししてみると、これ、近所のオバさんの立ち話でも全然違和感ないな。