砂手紙のなりゆきブログ

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なぜ折木奉太郎と千反田えるは当人・関係者に訊かないのか(氷菓)

(今回はアニメ『氷菓』の内容に触れている部分があるので、そのつもりでお読みください)

 アニメ『氷菓』は、青春のビターチョコテイストなほろ苦さを感じさせるテーマと、メインの古典部4人を含むキャラ立ての素晴らしさと、本格ミステリーとしてもフェアな話作りと、さらに京都アニメーションの丁寧でスタイリッシュな作画・演出が楽しめる素敵アニメです。ぼくが今年見たアニメの中でも、『坂道のアポロン』の次くらいに面白かったです。
 余談ですが、ぼくは放映中のアニメは原則として見ないことにしています。終わってないアニメを毎週見続ける根性ない…って、『氷菓』も終わってないですけどね。
 ただこの話、安楽椅子探偵系の話なんで、なんで関係者に聞くとかしないの、とか普通に思いますよね。特にカンヤ祭や文集のタイトルの意味なんで、千反田えるの一身上の都合に触れなくても聞けるんじゃないかな。まず遠垣内将司が「そんなこと俺に聞けよ。教育関係者の親戚たくさんいるし」とか怒ってます。
 ということで、アニメ『氷菓』で起きる事件について、直接当人・関係者の話を聞いてみました(フィクションのフィクションです)。

 地学準備室の鍵の件。
大出先生「私がやりました」
奉太郎「あんた誰?」
大出先生「顧問の」
奉太郎「大学になったら振袖になる…」
大出先生「それは小紋」
 正月ネタは無理だった。

 愛なき愛読書の件。
沢木口美崎「匂いついちゃったの私のせいなんだわー。だって面倒くせーじゃん、遠いし。一週間借りて置いといて、次の当番の子が返してまた借りれば一日一回で済むし!」
 本当はちゃんと5月11日に返却してますけど、偽造画像を作ってみました。(初画像)

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 カンヤ祭の件。
関谷純「えるには一発殴ってこう言ったんだ、『やったほうは忘れるが、やられたほうは覚えてる』。ええっ、泣いたことしか覚えてないの?」
 インドで折木供恵さんが聞きました。

 大罪を犯すの件。
尾道先生「だってほむほむ、中二で解いてたじゃないか! 確かに1回目は無理だったけど!」
 見滝原中学のレベルは高すぎます。

 正体見たりの件。
善名梨絵「そうなんですよ、私たち」
善名嘉代「仲よくないんですよ」
梨絵「ねー」嘉代「ねー」
 妹はチーズケーキよりショートケーキのほうが好きですが、両方半分ずつにして分け合う仲です。

 愚者のエンドロールの件。
折木奉太郎「まぁ古典部にも5人目はいるけどな。ビデオを見ているお前、千反田のことを「えるたそ」とか呼ぶな」
千反田える「私も萌えキャラが出てくるアニメは嫌いなんです…」
 ぼくのブログを読んでいるあなた、いったいどこが面白いんですかね。

 クドリャフカの順番の件。
犯人「さすがだね、折木奉太郎くん。でもその前に福部里志くんが謎解きしてたけどね。ていうか、犯行声明、手書きだろ? 筆跡見れば誰なのかすぐ分かるよ!」
 占い研究会部長の十文字かほさんその他の部長も多分犯人知ってた。

 連峰は晴れているかの件。
小木先生「福部、UH-1H/JはAGM搭載してないぞ。あと、山の2名は私が絞めたから。山を汚す奴は許さない」
 AGM搭載してるのは日本だとAH-64とかです。

 心あたりのある者はの件。
柴崎先生「あれはマイクテストだ。「し」きゅう「し」ょくいんしつの「し」ばざき、って言ってるだろ。だいたい、このアニメの冒頭でヒント出してないか。巧文堂は爺さんに宣伝頼まれた」
 今度は校長室の河内のところまで。

 手作りチョコレート事件の件。
天文部の中山「折木の野郎、ぶっ殺す」
 中山さんはスカートの下に殺しの道具を隠しているアサシンです。

 遠まわりする雛の件。
小成さん「好評だったんで、来年からずっとあのコースにするから」
 小成さんの息子さんが水梨神社の専属カメラマンになります。