砂手紙のなりゆきブログ

KindleDPで本を出しました。Kindleが読めるデバイスで「砂手紙」を検索してください。過去テキストの一覧はこちら→http://d.hatena.ne.jp/sandletter/20120201/p1

犯人ネタバラ本(エジプト十字架の秘密)

 エラリー・クイーンの角川文庫の新訳『エジプト十字架の秘密』、文字大きくなって読みやすくなった感じなんだけど、表紙の折り返し以外に本文にも登場人物紹介が入ってて、図書館の本だったらこれ、数年で誰かが「犯人→」とか「○」って登場人物の名前の上に書き込みそうな気がしてきた。
 まぁ世の中には最初から登場人物紹介に「犯人」って書いてある本もありますが、エラリー・クイーンで読む前にネタバレされてたら駄目ですよね。
 ぼくの場合はウィキペディアでけっこうネタバレ記述読みながらアニメ見るので、少しぐらいバレても我慢する。
 いしいひさいちさんは本をもっぱら図書館で借りて読む人らしいですが(最近は宮田昇さんもそうらしいです。『図書館に通う 当世「公立無料貸本屋」事情』参照)、そんなネタバラ本にはどう対策するのか。日本人作家だったら東川篤哉米澤穂信の本の本文で、ある人物の名前が○印で囲んであって、これが犯人だって最後に分かったら、やはりひどい。
 対処の方法としては、
・あきらめる
・新しい本を図書館に寄贈する(品切れ本でなければ)
 というのが普通ですかね。
・「○」印のついている登場人物の他の人物に「◎」「×」「☆」などの印をつける
・「犯人」と「→」の間に、「ではない」と書き込む
 というのも考えられますが…図書館の本に絶対そんなことをしては駄目ですよ!
 一番大人の解決方法は、犯人がわかったら困る本は図書館で借りないことです。犯人が出てこない本、世の中に沢山あります。でも歴史の本だと、織田信長は本当は誰が殺したのか、みたいなのが気になる。