鏡明伝説
鏡明というSF関係者がいます。
平井和正のウルフガイシリーズ、犬神明の名前の由来になっていて、日本最初のラノベ『超革命的中学生集団』(1970年)で実名のモデルにされてて、雑誌「本の雑誌」で延々と連載をしている人。ハヤカワ文庫のコナンも翻訳してる。
大学は早稲田大学で、ワセダミステリクラブで瀬戸川猛資と同期だったっけ。
この人に関しては様々な伝説があります。
・本だったら日本語でも英語でも1時間で読む
・大学入学時点で英語の本とLPレコードを1000冊・1000枚持っていて、その大半を読んで・聴いていた
・大学卒業時の成績は全優で、大学院に進むことを指導教授に切望されたが、得意のラグビーのタックルで押し切って電通にコネなしで入社
・麻雀では一晩で役満を3回あがる
・身長2メートル、体重はトンで測れる
・日本SF作家クラブへは、星新一が「自分より身長の高い人間は不可」と言っていたのでなかなか入れなかったが、田中光二のおかげで入会できた
30代で亡くなっていたら、不世出の天才として、ボリス・ヴィアンみたいに伝説になっていただろう。
60代の今でも伝説ですけどね。