砂手紙のなりゆきブログ

KindleDPで本を出しました。Kindleが読めるデバイスで「砂手紙」を検索してください。過去テキストの一覧はこちら→http://d.hatena.ne.jp/sandletter/20120201/p1

共同通信文化部『書評大全』(2015年)という辞書みたいな本読んでる

 しかしこれもう、読む本って言えるのか。
 1998年3月から2014年3月にかけて、共同通信が全国の新聞社に配信した書評のまとめ。索引部分も入れて2546ページ。毎週1回6冊の本を紹介していて、トータルで5000冊。字数が決まっているので1ページに2冊収録。書評再録を許諾していただけなかった人のも、見出し・書評した本は掲載してる。
 大森望『現代SF1500冊』2分冊が1975年から2005年にかけての30年で3000冊、トータル約900ページなんで、『書評大全』はその約3倍、密度は5倍ぐらいで、ありとあらゆる本を扱っている。
 便利なのは索引に書名別・著者別・出版社別・評者別のほかに「キーワード索引」というのもあって、映画に関する本はいつ書評されたかがすぐわかる。でも見るためにはいちいちそのページを見なければならない。そういう人のためにだろうけど、しおりが2本あって便利きわまりないです。
 お値段は17820円。1冊あたり3.6円かあ。