砂手紙のなりゆきブログ

KindleDPで本を出しました。Kindleが読めるデバイスで「砂手紙」を検索してください。過去テキストの一覧はこちら→http://d.hatena.ne.jp/sandletter/20120201/p1

歌う人(輪るピングドラム)

 マーニ・ニクソンという人がいます。
 そんな人、知らない人も多いかと思いますが、その声はほとんどの人が知っているはずです。
 1960年代で有名なミュージカル映画『ウェストサイド物語』のマリア(ナタリー・コール)、『マイ・フェア・レディ』のイライザ・ドゥーリトル(オードリ・ヘプバーン)その他の、歌うところの吹き替えで有名になりました。
 おかげでアカデミー主演女優賞は『メリー・ポピンズ』が『マイ・フェア・レディ』からかっさらうし、20世紀フォックスの『サウンド・オブ・ミュージック』では「マリア」なんて挿入歌があるし、でさんざんです。
 後者は史実にもとづく実名なんで仕方ないですよね。でもジュリー・アンドリュースとそのマーニ・ニクソンがその歌歌うのは、『ウェストサイド物語』へのあてつけにしか思えない。ジュリー・アンドリュースはちゃんと自分で歌って踊れる素敵な人です。でもちょっと『アニーよ銃をとれ!』の主役には若すぎたのかな。
 マーニ・ニクソンが知られるようになったのは21世紀になってからかな? 曖昧な記憶では世紀末には知られてたんで、ぼくのブログの読者なめすぎかもしれないです。
 しかし、『マイ・フェア・レディ』の挿入歌のオードリ・ヘプバーン版がある(市販されてる)なんて、21世紀になるまで知らなかった。ちなみにブロードウェイ版はジュリー・アンドリュースの歌。
 映画俳優は歌わされることもあるので、やはり歌の練習と、あと何か楽器できたほうがいいですね。本業では楽器できたり歌うたったりするのに、映画ではそういうことしない人いるよね。ロック・ミュージシャンで映画に出て楽器やってる人は、ジャック・ブラックがぼくの中では有名度高い。デヴィッド・ボウイもスティングも、音楽映画に出てた記憶ない。歌と楽器、それから乗馬かな。日本の声優だと英語できると仕事増えるかもですね。後藤邑子さんみたいに。
 声優が歌うアニメでびっくりしたのでは、『Aチャンネル』では「歌がうまくなりたい」と短冊に書いていたトオル(悠木碧さん)ですが、これはびっくりした度合いでは4番目ぐらいです。
 3番目が『ARIA』で歌う広橋涼さんで、2番目が『星方武侠アウトロースター』で歌う川澄綾子さんかな?
 そして、トップは『輪るピングドラム』で歌う能登麻美子さん。
 まぁ、2番目ぐらいまでは別に素晴らしすぎるので、歌うところだけ別の人がいい、とかは言いません。だいたい『戦姫絶唱シンフォギア』では歌うまくなってたしね、悠木碧さん。