砂手紙のなりゆきブログ

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歌って踊ってピアノも弾けるリタ・ヘイワース(晴れて今宵は)

 リタ・ヘイワースマリリン・モンローが出てくる前のセクシー担当女優として著名ですが、出身は舞台(ダンサー)なので、ジョーン・クロフォードと同じく歌って踊れる美人女優です。
 ただ、そういうこと全然知らないでフレッド・アステアとの共演映画『踊る結婚式』(1941年)とか『晴れて今宵は』(1942年)とか見てびっくりした。こんな美人できれいなお姉さん(かわいい系とはちょっと違う)が、すごいダンスするんで目が点になったまま戻らない。特に『晴れて今宵は』のショーティ・ジョージの歌のシーンなんてすごすぎ。
 ただ、話はどうも女性のキャラづけに成功している気がしないんで、ちょっと納得できないまま終わるのがどうにも。アステアを好きになったり嫌いになったりするのに、動機づけが欠けてる気がするんだよね。バカなフリをしている、本当は賢い人なのか、それともバカなのか、見ていてもよくわからない。
 カラーじゃないので、オシャレな普段着とかいろいろ着るけど本当の色がわからないのもちょっとがっかりする。

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 ピアノを弾くシーンが出てくるのは『ミュージック・イン・マイ・ハート』(1940年)のほうなんだけど、この手の映画にありがちな「なんちゃってピアニスト」っぽいので本当にちゃんと弾けるのかは不明です。

(追記)実際には歌もアニタ・エリスその他の吹き替えだったそうです。