砂手紙のなりゆきブログ

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喜怒哀楽は楽器の特質

 最近、声(歌)のない音楽の、それも即興演奏というものに浸っています。具体的には、1950年代から60年代にかけてのモダン・ジャズ。セロニアス・モンクの、謎の三連符連打とかね。
 歌のない音楽は、声(コントロールされる感情)の果てにあり、その結果として、コントロールされていない感情(もしくは、バッハみたいにコントロールされすぎている感情)がどういうものか、なんとなく分かるようになっています。
 ぼくの感じでは、ドラムは怒りで、ベースは楽しみで、サックスは哀しみで、セッションは喜びです。
 ピアノは打楽器ということで、ドラムの仲間なんですが、ドラムソロにも様々な感情表現があると同じように、ピアノソロはそれをさらに拡大させていると思うのです。
 楽器を習うなら、やっぱりピアノだなあ。ふたつの旋律を奏でながら、同時に歌うこともできる。
 島村楽器だと、まがいもののピアノなら、1万2千円ぐらいで買えるのです。