砂手紙のなりゆきブログ

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スイッチャルーの規則とミステリー

 スイッチャルーの規則というのは、『ゲーデルエッシャー、バッハ』(翻訳は1985年白楊社、原書は1979年)に出てくるんだけど、検索してもド・モルガンの規則(法則)はあるんだけど、スイッチャルーのほうはないんだよな。p200(2005年白楊社から20周年記念に出た本のページ)
 とりあえず、ド・モルガンのほうは、

「~x∧~y」と「~(x∨y)」とはとりかえてもよい

 日本語にすると、

「xでなくて、かつyでもないもの」は「「xまたはy」ではないもの」である

 ミステリーにすると、

「犯人でなくて、かつ被害者でもないもの」は「「犯人または被害者」ではないもの」である

 つまり、名探偵。

 でもって、スイッチャルーの規則というのは、

「x∨y」と「~x⇒y」とはとりかえてもよい

 日本語にすると、

「xまたはy」は「xでないならばy」である

 ミステリーにすると、

「犯人または被害者であるもの」は「犯人でないなら被害者」である

 …え、名探偵は出てこないんだ。
 あと、「犯人かつ被害者かつ名探偵であるもの」はどうやって扱えばいいんだろう。
 小森健太朗の本でも読んで勉強しよう。