砂手紙のなりゆきブログ

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ローリング・ストーンズ「悪魔を憐れむ歌(Sympathy for the Devil)」のいろいろなバージョン

 ローリング・ストーンズはもう、半世紀ぐらいロックをやっている人たちなので、公式・非公式を含めていろいろなライブの音源があります。
 アルバム『ベガーズ・バンケット』(1968年)の冒頭に収録された「悪魔を憐れむ歌」は、非常に呪術的なリズム・セクション(ていうか、いろいろなタイコっぽい音)ではじまり、ニッキー・ホプキンスの適当に和音だけ弾いてるピアノが加わって、メンバーのバック・コーラスが入って、いい加減飽きてきたところにいきなりキース・リチャーズのかっこいいギターが入ってきてたまげます。
 ピアノ及びそれに類する音は、ライブのメンバーにそういう音がだせる人がいたりいなかったりするので、ないバージョンのものがそれなりにあります。
 ユーチューブで公式に公開されているのは2006年の奴だけかな。チャック・リーヴェル(だと思う)が、ニッキー・ホプキンスよりもう少し音を足した感じで弾いてます。
 CDのライブ盤で確認できるのは、以下の3種類のバージョン。
・『ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト』(1970年)※ライブは1969年
・『ラヴ・ユー・ライヴ』(1977年)※ライブは1975~1977年
・『シャイン・ア・ライト』(2008年)※ライブは2006年
 どれがいいか、というのは人によって違うとは思いますが、個人的には非常にかっこいいんだけど、うまいのかヘタなのかわからない、どちらかといえばそういうことは問題にならないキース・リチャーズががんがん弾いている『ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト』収録のものが好きです。
 なんて言うんですかね、春風亭一之輔の落語の中で与太郎が「おれ、おれ、おれもしゃべっていいかな」みたいな感じで、と言ってもさっぱりわからないか。
 ここらへんで普通のブロガーははユーチューブにリンクするんだろうけど、ぼくのブログはそういうことをしない(画像・動画を入れない)ということになっているので、まあ見たい・聞きたい人は適当に検索して見つけてください。