砂手紙のなりゆきブログ

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人間の眼とカメラとが違っているところ

 人間の眼は樹上で昆虫とか主に食べてた時代の名残りで、陰影に関しては非常にアバウトというか、陰影の強弱に関してはうまいこと対応することになっています。つまり、暗いところと明るいところが同時に見えるようにしておいて、急に暗いところ・明るいところに入ったり出たりしてもある程度は耐えられる。車運転してていきなりトンネルの中に入っても、何も見えなくなるなんてことは普通はありません。
 カメラの場合はそういうふうに普通はできてないんで、絞りとかで必死に調整する。
 あと、人間の眼でちゃんとものが見える範囲は、実は本を読むときだと1ページの3センチぐらいの大きさの円ぐらいで、それを高速で動かして認識する。
 映画なんかでめちゃくちゃ被写界深度を深くしたり、手前も奥もピントあってるように作ろうとしてる人がいたら、それは人間の見方としては本当は間違ってるんだけど、別に気にしない。