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砂手紙のなりゆきブログ

KindleDPで本を出しました。Kindleが読めるデバイスで「砂手紙」を検索してください。過去テキストの一覧はこちら→http://d.hatena.ne.jp/sandletter/20120201/p1

21世紀のアニメでも音楽に指を合わせるのは難しい(響け!ユーフォニアム)

 たとえば、一番有名な曲として、モーツァルトの俗名「トルコ行進曲」を挙げます。
 これは、演奏は「アレグレット・レガート(やや速く、なめらかに)」という作曲者の指定があります。
 アレグロとアレグレットの間がだいたい、1分間で8分音符120個、つまり1秒間で2個になります。
 16分音符だと1秒間で4個になります。
 冒頭の「タカタカ/タン、タカタカ/タン」という部分が4分の2拍子で、「タカタカ」が16分音符4つです。
 つまりこれを通常のアニメ、1秒間に8~12コマ計算で作ると、2~3つの指の動きでしか表現できない。
 おまけに、音と映像を合わせるのはものすごく難しい。
 実写とか、もう少し1秒間に撮れるコマ数を増やせば問題ないんだけど、アニメの場合は演奏場面をちゃんと作ると、あまりにもヌルヌル動きすぎる感じになって、逆に話に集中できなくなるうえ、金がかかります。
 アニメ『響け!ユーフォニアム』(2015年)はそこのところうまくやってて、管楽器の指の動きをなるべく見せないで、話に集中できる演出になっています。
 まあ、高坂麗奈のトランペットソロぐらいはちゃんと動かしてもいいところはあると思うんだけど、どうも記憶にないんだな。
 今まで見たアニメの中で、一番すごい楽器の演奏は、『ファンタスティック Mr.FOX』(2009年)の、モグラがディナーのときに弾くジャズピアノっぽい演奏なんだけど、これ、5秒ぐらいしかやってないのよね。
 でも、あまりにすごかったんでそのへんはどうも話に集中できなかった。

 本日は635文字です。