熊五郎に八五郎に権助、横丁のご隠居、人のいいのは甚兵衛さん…って甚兵衛さんは何の落語に出てくるの?
なんかCiNii見てたら変なのあった。「江戸東京落語「八つぁん熊さん」の名の成立背景とそのルーツ」(香取 久三子)っていうの。論文じゃなくて「投稿」なんですけどね。
八っあん熊さんは江戸っ子でそそっかしくて乱暴者、権助は田舎者、などとキャラ立ってはいるんですが、甚兵衛さんはちょっといい人なんだけどキャラ弱いですね。
有名な落語では「火焔太鼓」で、殿様に300両で太鼓だかホコリだかわからないものを売っちゃう人、ってので有名です。
岩見重太郎の草鞋とか買ってきて、奥さんに怒られたりなんかします。
「こないだなんか、使ってるこたつを「よかったらお売りしましょう」って売っちまって、寒くなったらしょっちゅうあたりに行って。向こうの人が言ってたよ、「これじゃこたつ買ったんだか甚兵衛さん買ったんだかわかりゃしない」って」
本当に人がいい人みたいです。でもあまり考えたりしない。
あとほかには、「景清」で目が不自由になった人の面倒をみたり、「道具屋」で与太郎の面倒をみたりしてるらしいんだけど、どうも記憶にない。