砂手紙のなりゆきブログ

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ファレリー兄弟監督とジョージ・P・ペレケーノスって何か関係あるの?(愛しのローズマリー)

 ファレリー兄弟(ピーター&ボビー)という監督がいます。日本で割と有名な映画は『メリーに首ったけ』(1998年)でしょうが、あの映画の中にもメリー(キャメロン・ディアス)の弟として知的障害のキャラクターが出てきたのでもわかるように(普段は聴覚過敏でイヤーマフをつけています)、この兄弟監督の映画には身体障害・知的障害(ハンディキャップト)のキャラが割とよく出てきます。『ふたりにクギづけ』(2003年)では結合双生児(の一人)が映画業界に出る話で、『2番目のキス』(2005年)はボストン・レッドソックスの熱狂ファンが恋をする話です。
 個人的に今のところこの人たちの映画で一番好きなのは『愛しのローズマリー』(2001年)で、幼少時の「外見でしか人を好きになれない」というトラウマを、自己啓発セミナーで有名なアンソニー・ロビンズ(本人が本人の役で出てます)に治療してもらった主人公が、他人にはデブにしか見えない素晴らしい人と恋をする話で、「外見」ではなく「治療された主人公の目で見える他人」というのが、恋人以外にも出てきて、もう何もかもすばらしい映画です。
 まだこの監督の映画作品を全部見たわけじゃないんですけど、映画の中にジョージ・P・ペレケーノスの本が2冊出てるのが気になりました。なんでスティーヴン・キングじゃないんですかね。
 映画『愛しのローズマリー』では、"Down by the River Where the Dead Men Go"(1995年)、

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 映画『ホール・パス/帰ってきた夢の独身生活<1週間限定>』(2011年)では"The Way Home"(2009年)。

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 なんか一緒に仕事したりしましたですかね?
 ちなみにジョージ・P・ペレケーノスは昨今の翻訳ミステリー冬の時代のあおりを受けて、とんと翻訳されてません。まぁ小説よりも脚本のほうで忙しくなったってのもあるのかな。