砂手紙のなりゆきブログ

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ファンタジー世界で登場人物に「バカ」って言わせるためには、その世界に馬と鹿がいる必要がある

 でもまぁ、日本国内・国外関係なく、そういうのはいい加減にやっていて、世界設定あまりしっかりやりすぎると話の内容が楽しめなくなるし、いい加減すぎるとやはり楽しめないのでもうあまり深くは考えない。
 最近読んだファンタジー(異世界ファンタジーそのものは、ぼくは最近は滅多に読みません)では、こんなのあった。主人公のセリフ。

「世間一般の基準では、これはピンチってやつだろう」

 …この異世界は英語圏世界ですか。伝説では「お奉行様、これはチャンスでございます」とか「賽は投げられた」とか登場人物が言う時代劇もあるらしいので、まあそんなものかな、と思う。カエサルのセリフが江戸時代の日本に伝わってないという証拠はないしねえ。
 別のファンタジーでは(翻訳)「イッツ・ショータイム」とか言ってるのもあるし。英語でそう書いてあっても、「妓戯の宴」とか訳せばいいだろう。酒井昭伸になっちゃうけど。
 作品名はとりあえず伏せておきます。

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