砂手紙のなりゆきブログ

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小説を書いていて不思議なのは、伏線回収が実にうまくいくところ

 ちゃんとしたラブコメを書きたいと思ってはじめた話ですが、ラストのところを先に書いて、書き足してあまりの感動作品になってしまったので(多分来年の2月までには完結すると思う)、我ながらどうしようかと思う。だいたいそういう「傑作」感は作者の幻想というところに相場は決まってるから、まあどうなるか見て(読んで)いてください。

kakuyomu.jp

 不思議なのは、自分の頭の中で、あ、この道具(小道具)は、ラストのところでこう使うんだ、なんて、書いた(出した)ときは全然考えてなかったのに、ちゃんときれいに使われているところ。
 たとえば、もう1話のところで、自転車で公園に行く主人公と、横断歩道を肉まんを持って走って渡る女の子がいるんだけど、「自転車」と「肉まん」がすでにラストの伏線になってて、ちゃんと回収するのよね(現段階ではラフ書きの雑なテキストの中では)。でも、1話書いたときにはそんなこと考えてなかったんだ。
 女の子が買った肉まんはふたつ。コンビニと自宅の往復の運動量で、ひとつは使われる、というのがその子の主張です。
 今ラフ書きで書いてるところは、主人公が幼女体化して、地域の公衆浴場(もう「銭湯」というものはない)に行ってあれこれするのと、主人公(王子)の名言集。どちらも素晴らしく馬鹿馬鹿しいものになるはず。