砂手紙のなりゆきブログ

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生頼範義がイラストを描いたカート・ヴォネガットの小説カバーください(作家とイラストレイター)

 そんなものはない。
 でもちょっと見てみたいよね、『スローターハウス5』の生頼範義カバーイラスト。
 主人公があの格好で、少年ウルフガイみたいな顔してて、背景でドレスデンが爆撃されてて炎があがってて、グラマーなねぇちゃんとトラルファマドール星人がいて、野鳥が「so it goes.」とか鳴いてる。
 兵器とかっこいいキャラ描かせたら生頼範義が一番いい気がする。
 逆に、『ハイペリオン』とかが和田誠だったりしたら、ちょっとほんのりする。
 しかしなんでカート・ヴォネガットのイラストは和田誠さんがやるようになったんだろうな。そこらへんは今日は面倒くさいんで調べない。
 気になるのは、和田誠さんと仲がいいはずの(一緒に芝居とか野球見物までしている)丸谷才一さんの翻訳を、ヴォネガット訳者の浅倉久志さんがあまり評価していないことで、多分あと10年浅倉さんが生きてたら浅倉久志訳の『ボートの三人男』が読めたかもしれない。和田誠のイラスト入りで。
 丸谷才一さんがもう10年早く亡くなってたらよかったのか。ひどいねどうも我ながら。
 多分浅倉久志さんと和田誠さんとが直接の面識あったとは思えないので、まぁよかった。
 もう、仲悪い同士がいるとして、その仲悪い人の両方とも友達だったりすることがあるじゃないですか。そういうことない?
 友達というか交友関係だと困っちゃうよね。仕事だともっと困る。「あの人(作家)のイラストを描いている人には、私の本のイラストを頼まないでください」なんてあるのか。なんかありそうだなぁ。
 クリエイターってすぐ仲悪くなっちゃうイメージあるよね。漫画家とか作家とか俳優とか。もう大変なんですから。
 イラストレイターだって弱気な人いるよね、多分。
 あとがきで「素敵なイラストを描いてくれた○○先生、どうもありがとうございました」まではいいんですよ。そのあと、「昔からファンでした」とか書いたりすると、その作家の他の本のイラスト描いてる人、むかつかない?
 俺ならむかつく。じゃあもう俺なんかに頼まないで、その先生に描いてもらったらどうよ、みたいな気分になる。
 まぁ生頼範義先生はそういうことはないでしょうけどね。どうも話がまとまらなくて弱ったな。
 なお、イラスト入り小説のシリーズものが、途中でイラスト変わっても、ぼくの場合はあんまり気にしません。