砂手紙のなりゆきブログ

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スコット・ジョプリン「パイナップル・ラグ」と自主制作映画「学校の出口」と夏休みの歌

 今書いている小説の中で、映像音響部というクラブが映画『工場の出口』(1895年)と同じような場面を、夏休みのはじまり、一学期の終業式のあとに学校の校門を出て来る生徒たちで撮影するエピソードを書こうと思いました。
 オリジナルは無声映画なんですが、実にスコット・ジョプリン「パイナップル・ラグ」が合うので、またこの曲に歌詞を作ってみます。

 さぁさはじまる夏だよ 夏休みだよ(バン うん バン)

 さぁさはじまる夏休みだ ぼくらの夏だよ(バンバンバン)
 海 山 川へ行こうよ 夏休みだ

 はい、もうこれからあなたはこの曲は「さぁさはじまる夏休みだ」にしか聞こえなくなる!
 この曲はだいたいメトロノームだと72~76BPMぐらいがいいのかな。でも機械じゃないんだからそんなにきちんと拍子を揃える必要はないのです。けっこうスコット・ジョプリン(だと思うけど自信ない)は遅いんだけど、映画のBGMとしてはこのくらいでもいいかと思う。

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 小説の中にこのエピソードを出すために調べなければいけないことは、「1分間でだいたいどのくらいのエキストラ(生徒)が必要になるのか」ってことで、消防庁の避難口の設置基準とか、歩く速度とか、ネットでいろいろ調べられて楽しい。1時間テキストを書いて2時間調べるとか、そんな感じ。
 さて、この自主制作映画を撮るにあたって、映像音響部のメンバーはスピーチをします。
「この映画を1ミリでも質の高い映画にするために、何十年、何百年単位で語り継がれる映画にするために、皆様の力をお貸しください!」
 …これはそのまま使ったら、映画『シン・ゴジラ』(2016年)のボランティア・スタッフへの覚え書きと同じになっちゃうんで、少し変えます。
 実際、『工場の出口』の動く人たちの映像は百年以上残ってるわけでして。

kakuyomu.jp

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