2014-01-01から1年間の記事一覧
このブログも適当なことを書きながら、1年半ぐらい毎日続けました。 そのくらい続けていると、昔ならった成句として「継続は力なり」というのを思い出しますが、それ、何で覚えたんだっけ。旺文社の学習参考書…赤尾の豆単だっけ? 英単語はこれで覚えないほ…
上方落語で「馬の尾(うまのす)」というものがあります。 これは、魚を釣るテグスがちょっと切れてたもので、うまいところに馬がいて、その尻尾の毛をちょっと抜いて使おうとした男が、別の男に「あんた、大変なことしたな、こりゃもうえらいこっちゃ。馬の…
昭和45年3月25日発行、『カラー版名作全集少年少女世界の文学第12巻・フランス編1』に入ってました。同時収録は『ああ無情』『岩窟王』『みみずく党』(省略版)。ユゴー、デュマ、バルザックに挟まって民話。文は井上明子という人。出版社は小学館。面白い…
自分に対して敵意を持っている(殺そうと思っている)存在は、こわいですかね。 こわいのは、「殺される」ということではなくて「死」なんじゃないか、と考えると少しわかる。 死んだあとどうなるか、さっぱりわからない。 で、わからないものはこわい。 殺…
スタニスワフ・レムの長編『ソラリスの陽のもとに』は、人間の知性とはまったく異質の知性を持つ生命体とのコンタクトを描いた、というか、なんとか描いてみようとした長編SF小説です。 世の中でこわいものというと、生首とかこっち向いてる銃口とかいろい…
渡瀬恒彦は映画『北陸代理戦争』(1977年)撮影中に足を大怪我しました。 この映画は北陸の若手武闘派ヤクザ・川内弘をモデルにしたもので、撮影現場の仕切りや雪かきなどの雑用に、組のものが多数裏のほうで参加してたんですが、渡瀬恒彦は車の運転をしくじ…
正確には「共産主義的思想を勉強した人」かな? SF作家になった時点ではどちらもそういう政治的思想とは距離を置いていたはず。荒巻義雄の初期小説って読んだことなかったんで、あとで読んでから何か言います。 小松左京がSF書きはじめる前の普通の小説…
小中千昭という人は脚本家で、ぼく的には21世紀になっても不思議なアニメ『serial experiments lain』(1998年)で知ってますが、世間的にはホラーや特撮のほうで知ってる人のほうが多いのかな。 彼の『ホラー映画の魅力 ファンダメンタル・ホラー宣言』(20…
正確にはまほろさん。 セイバーやってるのもまほろさん。 げんしけんの新入部員もまほろさん。 ちゃんと『げんしけん』1期(2004年)ではコスプレイヤーの大野加奈子がまほろさんの格好してる。 ちょっと胸の大きさが違いすぎるので、川澄綾子さん本人のほ…
「かなわんなあもう、うち、まだまだ若いだけがとりえやねん」「モビルスーツの性能、うちのと違いすぎて戦力うんぬんになりますかいな、勉強させてもらいます」「ララァは賢いなあ、どこぞの大学の先生ですか」「もう少しで当たるかとひやひやもんですわ」 …
カナダのトロントで、マイノリティの話をしないで差别と偏見について語って欲しい、と言われた人が、高校生相手のセミナーでは仕方がないので次のようなゲームをしたそうです。ゲームその1:ルール1・全員にランダムで1枚から3枚のコインを配るルール2…
青春歌年鑑という、どこの誰が聞くのかさっぱりわからない音楽の「戦前編」というのを作業用に聞いています。佐藤千夜子「愛して頂戴」とかいかにも戦前の流行歌(今聞くと変にしか聞こえない歌)に混じって「ええっ?」というのが出てきて目が醒める。『青…
適当に並べてみるだけ。 3位・赤穂浪士 天の巻・地の巻(1956年) 大石内蔵助が市川右太衛門、彼と山鹿流の弟子仲間の武士・立花左近(この人についてはよく知らない)が片岡千恵蔵。このふたりが話しはじめると話の内容がどこかに飛んでいっちゃうぐらい濃…
あんまり最近はミステリー読んでないんですが、『丸太町ルヴォワール』(円居挽、2012年講談社文庫)を読みました。もう最近は目が疲れるんで、小説なんて1日6冊も読むとヘトヘトですわ。 落花、本当は男だったってオチじゃないのかよ! という微妙なネタ…
第一次大戦は大量の戦死者と大量の戦争未亡人と大量の職業婦人を生みました。男性の数に比べて女性の数が多くなりすぎたことは、小説では『チャタレイ夫人の恋人』(1928年)が生まれ、映画では沢山の(ようやく)結婚できる娘の話が生まれ、社会ではバスガ…
1番描きにくいものは人間が乗って片足をつけて止まっている自転車じゃないかと思う。 もっと描きにくいものはありますけどね。自転車置場とか。 20世紀のアニメでそういうのちゃんと描けてるの見たことない気がする。 とはいえ高校生が主役で高校が出てくる…
アニメ『トップをねらえ!』(1989年)の冒頭は漫画『エースをねらえ!』(1973年)その他を含むスポ根アニメ・漫画の小道具やキャラ設定を作品中に入れていますが、今の時代になってわからなくなるのは、作っている人がどこまでメタ(下位構造としてのスポ…
「みやきち日記」というブログの2012年1月17日のテキスト「マツダ先生(仮名)の思い出、あるいは議論の仕方を習ったことのない人はやっかいだということ」では、以下のようなものがありました。『あたしが小学5~6年生だったときの担任・マツダ先生(仮名…
ミア・ファローは『ラジオ・デイズ』(1987年)で、ラジオの中の声を35回、全部違う調子でやったあげく、ウディ・アレンにそのシーンはカットされました。 熱演がカットされるのは映画の場合ではよくあることのようです。 ただ、その場で「このショットは意…
現代もっとも人に見るべき価値がある、と公言して問題ない、というよりむしろ、見てないなんてもったいない監督としてはマーティン・スコセッシを筆頭にあげないといけないでしょうが(ウディ・アレンはそこまで行っていないと思う)、少年から学生時代に彼…
でもまぁ、日本国内・国外関係なく、そういうのはいい加減にやっていて、世界設定あまりしっかりやりすぎると話の内容が楽しめなくなるし、いい加減すぎるとやはり楽しめないのでもうあまり深くは考えない。 最近読んだファンタジー(異世界ファンタジーその…
映画の撮影には普通最低「段取り」「テスト」「本番」と3回同じことをやらなければいけません。その3回のうちうまくいかないのがあれば回数は増えます。 本番は出演者がヘマしなければ1回ですが、トリュフォーにはどうも、『アメリカの夜』で見せたように…
アニメ『妄想代理人』(2004年)は、キャラクターグッズのデザインをやってて、マロミという人気キャラを作って新作を待たれている鷺月子が行き詰まってたところを金属バットを持ってローラーブレードをはいた少年(少年バット)に襲われ、それ以来その少年…
全盛期の舟橋聖一は作家の所得では日本一で、作家における必要経費の必要性を強くあちこちにアピールしながら、当時はまだザルだった印税収入その他の稼ぎをごまかしてやりたい放題でした。 時の大蔵大臣・池田勇人に会って、必要経費の陳情をすることができ…
舟橋聖一は戦後、菊池寛死後の文藝春秋社の役員を前に「菊池寛のあとはぼくがひきうけた」と大見得を切って失笑されますが、菊池寛とは馬主仲間であったため、自分も彼と同格ぐらいに思い、川端康成なんかはてんで格下あつかいでした。 そして、菊池寛が残し…
丹羽文雄は昔の文豪で、やはり昔の文豪だった舟橋聖一がライバルにしていた(と丹羽文雄は書いている)人ですが、彼は舟橋聖一よりだいぶ長生きしたので、舟橋聖一の死(1976年)後に『人間・舟橋聖一』という本を書きました。 ぼくが読んだのは昭和62(1987…
トリュフォー『アメリカの夜』のフェラン監督(その真の姿はフランソワ・トリュフォー)いわく、「質問! 質問! あまりに質問されるもんだから、考える時間がない!」 映画から想像される映画監督の仕事ぶりはこんな感じ。 まず、衣装係が白のシャツを持っ…
大滝詠一がいない世界に生きていられると思ってもいなかったんですが、とりあえず最後のアルバムということになっているらしい『EACH TIME』を聞いてみました。1984年3月(CDは6月)発売だけど、ヴァージョン違いがいくつもあります。 個人的にはA面とB…
ねぶた祭りは夏の農作業中に眠たくなるのを防ぐためで、なんで眠たくなるかというと夜中にねぶた祭りの山車を作ったり、祭りの準備をするからで、ねぶた祭りをやめれば農作業中に眠たくはならない。 あと、地球温暖化のせいで朝が眠たいため。関連記事: な…
前に見たデイヴィッド・リンチの映画は『ワイルド・アット・ハート』で、半年ぐらい前のことだったと思うんだけど、これはさらにわからない。はじめの30分だけは「映画を作る映画の話」だってなんとなくわかるんだけど、その後2時間半はいろいろあるのにさ…